職員インタビュー Vol.8

【北星会】

大江 美苗 Oe Minae  Re-style通所介護事業所  入職7年

 仕事の流れ、仕事内容 

 〈仕事内容〉

 Re-style(リ・スタイル)は半日型のリハビリ特化型デイサービスです。

 迎え→バイタルチェックと水分補給→軽くテレビ体操をしてウォーミングアップ→パワリハ→

 カフェタイム→送り 

 という流れを午前・午後の計2回行います。

 

 パワリハ(パワーリハビリテーション)では、マシンを使って個別のプログラムで体を動かします。

 マシンをするグループと体操や身体を使って楽しんでもらえるようなゲームなどをするグループに

 分かれて、身体を動かしていただきます。

 

 

 この仕事を始めた理由 

 2人目の子どもが生まれた後くらいに介護の求人が結構あって、ヘルパー2級(現初任者研修)の講習を

 受けに行っていました。

 その頃、ちょうど京都府が行う介護人材の育成事業があり、その事業に参加したことがきっかけで介護の

 仕事を始めました。

 正直、最初は嫌やったらやめたらいいかくらいに思っていました。

 介護の入り口はそんな感じです。

 

 北星会に入職したきっかけは?

 北星会の職員に知り合いの方がいて、たまたま声をかけてもらったのがきっかけです。

 ちょうど私もこれからどうしようか考えていて、違う仕事したいなぁという気持ちもあったんですけど、

 出身が宮津市で、住んでいるのも栗田なので近いし、「まぁ、ちょっと来て」 「ちょっとだけでも顔

 出して」と言ってもらって、由良にあるはまなす苑からスタートしました。

 

 この仕事の魅力、やりがい 

 デイサービスなので利用されている方に「〇曜日来るんが楽しみやわぁ」「来たら元気になるわぁ」

 などと言ってもらえると、やりがいがあるなと思います。

 介護の仕事なので、“手伝うことがメイン” “手伝って嬉しいと言ってもらえる”みたいな感じに

 思っていたんです。

 だけど実際に仕事をやりはじめて、みなさん“自分で”できる方が嬉しいんだなぁと感じました。

 「何にもできんと思っとったけどまだこんなんできるんやな」って言われるとこっちも嬉しくなります。

 年齢を重ねると、「若い時みたいにはできんわ」とか「もうあかんわ」とネガティブになることが多いので、

 Re-styleに来て、「ちょっと来るようになってから元気が出たわ」と言ってもらえると嬉しいです。

 

 

 この仕事をしていて大変なこと 

 Re-styleでは、マシンや体操で体を動かしてもらうのが目標なので、中には「だんだん疲れてくるわ」

 「体操ばっかりしてえらいわ」と言われる方もおられます。

 そういう方がレクリエーションや体操などで『いかに楽しく体を動かせるか』ということを考えるのは

 なかなか難しいです。

 ゲームや体操でも、子どもっぽく感じたりすると、人によっては「何のためにこんなんするんや」

 「こんなん何の意味があるんや」と思われる方もおられます。

 反対に、盛り上がるようなゲームをすると、「楽しくてよかったわ」と言われる方もいるので、

 「こういう目的でこういうことをするんです」というのを理解してもらうのが大切だなぁと思います。

 Re-styleは要支援の方と介護度が軽い方が対象なんですけど、軽い認知症の方や周りと同じように

 できにいくい方もおられるので、そこをいかにフォローしてやっていくかという事を気にかけています。

 

 ゲームやレクリエーションは、ネットを見たり、本を見たりして考えます。

 テレビのバラエティー番組やクイズ番組からネタを拾ってきたり、職員同士で「こんなんやってたよ」

 とか「こんなんおもしろそうや」という意見を共有して、考えています。

 でも、最初は自分も始めてなので、ちょっとグダグダになったり、うまいことできなかったりします。

 こちらが楽しいと思っていても、思ったより感触が悪くてあれ?みたいな感じでヒヤッとする

 こともありますね。

 ネットで調べて、子ども向けのものを高齢者向きにアレンジするのでも、1歩間違うとそのまま

 子ども向きな感じになってしまいます。

 対象が子どもだったら機能を発達させるという感じだと思いますが、高齢の方だったらちょっとでも

 機能を衰えさせないようにするということが目的になるので、そこを考えて工夫するのが難しいですね。

 

 休みの日の過ごし方、趣味、特技 

 今探している途中で、休みの日にする趣味ってないんです。

 今年の4月に異動があり、ソワソワして自分がちょっと落ち着かない時期があったのですが、

 家でも夫に「自分の趣味を持たなあかんで」と言われました。

 夫は朝散歩をしているので、「一緒に歩くか?」とかいろいろと言われるんですけど、休みはゴロゴロ

 して終わったり、子どもの送迎で終わってしまうことが多いです。

 今、長男が大学に行っていて、次男も進路を決めないといけないので、オープンキャンパスに行ったり

 して車で遠出する機会が増えてきたので、そこも絡めながら、いろんなところに出かけたいなと思って

 います。

 

 今後やってみたいこと 

 プライベートでは、趣味を作りたいですね。

 1番下の子が、おばあちゃんの影響で園芸とか家庭菜園とかに興味を持ち出していて、私もそれに

 乗っかって一緒にできたらいいなと思います。

 ご利用者から多肉植物の芽などをもらったりして、家にもちょっとあるんですけど、そういうのを鉢に

 植えて、育てられるようなことがやっていけたらなと思います。

 

 4月に異動してきて仕事も最近やっと慣れてきたかなという感じなんですけど、Re-styleは1日型とは

 また違います。

 Re-styleならでは”という視点から今後の展開を考えて、「毎日Re-styleに来たいわ」と言っていただける

 ようにしていけたらいいなと思っています。

 Re-styleの職員もそれを意識して仕事をしています。

 

 

~就活中の方へのメッセージ~

 北星会は様々なことがしっかりしていて、福利厚生など、母体が大きいなぁと感じることが色々あります。

 産休にしろ育休にしろ、その辺も安心して働けるところだなぁと感じます。

 サービス種別も多いので、自分のライフスタイルに合わせて、働き方を相談する事も出来ます。

 20代で1番最初の子どもが生まれる前くらいに仕事を探していたら、同級生に介護の仕事をしている人が

 いて、「福祉の仕事はどう?」と言われたんですけど、その時は「絶対無理!」っていう感じでした。

 でも、働いてみると思っていたより全然キツイことはないなと感じています。

 ご利用者が話しておられる内容もさすが長いこと生きておられる先輩だなと感じることもよくあり、

 いろんなお話を聞かせていただけるのも楽しみの1つです。

 私はこの仕事が楽しいと思うので、人としゃべるのが嫌いじゃない方は向いている仕事かなぁと

 思います。

 福祉=介護というイメージが強いですが、介護だけではなく対象になる方の生活全般を支援していく

 仕事なので、色んな支援があります。

 そこがわかると、福祉の仕事も楽しい仕事だと思います。

 

 

 

関連記事

  1. グッドチョイス!訪問介護シリーズ Vol.6

  2. 顔を見てお話しできますよ。☺

  3. 1月のバースデーカード☆

  4. リーダー向け法人研修開催!リーダーとは?

  5. チューリップの水耕栽培スタート!

  6. 「若年性認知症と共に生きる写真家からのメッセージ~記憶と心を…

PAGE TOP