【北星会】
介護老人保健施設 リハ・ヴィラなぎさ苑 看護師 入職9ヶ月
仕事の流れ、仕事内容
認知症専門棟で仕事をしています。
リーダー業務を担当する日が決まっており、看護職の中で順番にリーダーとして勤務します。
【仕事内容】
①朝礼
ご利用者の様子など、変わったことがある場合は他の看護スタッフに伝達します。
②薬の準備
その日の夕方・翌朝・お昼にご利用者が服用される薬を準備します。
③介護リーダーとの共有
夜勤職員からの申し送りを聞き、気になった点や注意が必要なこと、日程などを介護リーダーと共有します。
出勤後には各自情報収集をしますが、夜間帯の様子や注意点などは特に気をつけて伝達しないといけません。
④医師との連絡
医師に確認しないといけないことがある場合は、確認して指示を受けます。
薬の処方や採血の指示など様々ですが、薬の処方について指示がある時には、薬剤師に連絡したり直接薬を取りに行ったり
します。
⑤入苑・退苑の対応
入苑の場合、ショートステイのご利用者であれば、来所されたら検温をしてコロナの検査を行います。
ご利用者に体調を聞くなど、お話をしながら検査結果が出るのを待ちます。
長期入所のご利用者は、ご家族が一緒に来られるので、ご利用者についての必要な情報を聞かせていただきます。
検査やお話が終わったら認知症専門棟のお部屋まで案内し、荷物や持って来られた薬の確認をします。
⑥データの確認
看護スタッフが血圧などを測るので、記入漏れがないか、異常がないかなどを確認します。
午後に再検してほしい方がおられた場合は、再検してもらえるようにファイルに書き込みます。
排便の確認をして、便が出ていなかったら便が出るように処置をお願いしたり夕食の薬の時に一緒に下剤を飲んでもらえる
ように下剤の準備をしたりします。
⑦ご利用者の様子の確認
看護スタッフから「今ご利用者の状態はこんな感じです」と気になる報告があった時には、ご利用者のところへ行き自分の
目でも確認します。
⑧会議やカンファレンスへの参加
ご利用者の入所検討会議や入所のご利用者に関するカンファレンスに参加します。
⑨夜勤職員への申し送り
日中のご利用者の状態や注意が必要なことを夜勤の方に詳しく伝達します。
この仕事を始めた理由
看護学生の時に、なぎさ苑で実習をしたことがありました。
いろんなところで実習をしているうちに老健に魅力を感じ、老健で働けたらいいなと思っていました。
卒業後は看護師として病院に就職し、病棟でたくさん経験を積みました。経験年数が増えていくに伴い役職にもつくよう
になったのですが、自分の看護観について改めて考えた時に、私はコミュニケーションを大切にしたいと気づき、次の就職先
を探すことに決めました。
その時に思い浮かんだところが “なぎさ苑”です。
もともと老健で働きたいという想いがあり、「なぎさ苑が良い」 というイメージも自分の中ですごくあったので、なぎさ苑
に応募しました。
実習はなぎさ苑だけだったので、“北星会”という法人のことやどんな事業所があるかは知らなかったのですが、SNSや
ホームページを見ると、ご利用者や職員の方の素敵な笑顔や楽しそうにされている様子がすごく伝わってきて、こういう
ところで働きたいという想いがより一層強くなりました。
北星会で働き始めてどのようなことを感じましたか?
病院にいた頃の老健のイメージとしては、自宅に帰れない方が自宅に帰るまでのワンクッションとして3ヶ月くらい過ごすとい
うような認識だったのですが、実際に働いてみると、ご利用者やご家族のニーズに合わせて様々な形のサービスがあるのだと
知りました。
利用期間も長期入所であれば3ヶ月以上利用する方もおられると知って驚きました。
与謝野町出身でずっと地元にいるのですが、自分が知っている地域で働けるのは良いことかなと思います。
ご利用者と話していても方言には困らないです。
あとは、病院に勤めていた時より出勤時間も短くなり、生活にも余裕が生まれたように思います。
今までは子どもが学校に行くよりも先に自分が出勤しないといけないし、帰ってくるのも遅くなったりしていたのです
が、今は残業もほとんどなくて、夜勤も月3回くらいなので身体への負担も少なくなりました。
子どもとの時間も取りやすくなったので、良かったなぁと思います。
この仕事の魅力、やりがい
魅力は、いろんな方とコミュニケーションが取れるところです。
人見知りですが、人と話すことは好きなので、ご利用者とお話をする時にはスイッチが入って話せるようになります。
ご利用者と関わっていく中で1番やりがいがあると思うのは、その方との関係性が築けたと感じられた時です。
認知症があり、気分が乗らなかったりしてやりとりが難しい時もありますが、関係性が築けているとスムーズに介入できる時が
あるので、関係性を築くことは大切だと思っています。
食事の時間に他の職員が誘導すると「ええわ」と断られたご利用者がおられたのですが、その時に私からも誘導の声をか
けたら「じゃあ行こうか」と言って下さったことがあって、嬉しかったです。
ご利用者は私たちのことをよく見てくださっていて、「今日もよく頑張っとるね」「しんどくないか?」と声をかけていただ
くことがあります。
常に寄り添ってあげられる、気持ちを汲み取ってあげられる職員でありたいと思いながら仕事をしていますが、ご利用者
からも寄り添っていただけているようで嬉しいです。
以前は病院に勤められていたとのことですが、病院と老健(介護老人保健施設)はどのような違いがありますか?
病院は、入院して来られた患者さんの病気に対する治療の補佐や療養上の生活のお世話も行います。
リーダー業務を担当する看護師は限られていて、リーダーになると物事の調整や他の看護師のサポートなどの業務がメインに
なるので患者さんと接する時間は正直少なくなってしまいます。
お風呂の介助はしないので、この患者さんがどのくらい動くことができるのかなどの状態も実際に自分で見るわけではないので
把握するのが難しいです。
ご自宅に帰るのが難しい方は老健や特養などの施設に移られますが、帰れる方はご自宅でもしっかり生活できるように指導を
してから帰っていただきます。
老健なぎさ苑は、全員が順番にリーダーを担当するので、病院の時よりもご利用者との時間が持てていると思います。
入浴介助も一緒にできるので、ご利用者と接する時間が増え、身体の状態もより把握できるようになりました。
病院の時はシーツ交換や排泄介助もすべて看護師がしていたのですが、老健ではいろんな職種の職員が協力してご利用
者を支えていきます。
私は 「老健なぎさ苑においてどのような看護が必要とされるのか」 という “看護” の視点を大切にしていきたいと思って
います。
入所の期間を終えてご自宅に帰る方であれば、今の状態を落とさずにご自宅で過ごせるように支援すること、痛みや便
のことはしっかり見ておく必要があること、そのあたりは病院と一緒かなと思います。
この仕事をしていて大変なこと
気分が乗らなかったり興奮されたりして意思の疎通が難しい時の採血は、動いてしまうと危ないので大変です。
“これは嫌なこと” “怖いこと” というイメージを記憶に残してしまうのもよくないので、少し時間をおいてから再度やって
みたりすると大丈夫なこともあります。
少しでも楽な気持ちでやっていただけるように、表情や言葉かけにも気をつけています。
困ったことがあった時には周りの職員にも聞きやすいですし、リーダー業務で忙しくしている時は手伝ってもらえたりも
するので、協力して動くことができています。
休みの日の過ごし方、趣味、特技
休みの日は、基本的には家のことをします。
その中でも自分の時間が持てた時は、ドラマや映画鑑賞、読書をします。
ドラマや映画は、韓国ドラマ、恋愛もの、タイムスリップものなど、いろいろ観ます。
スクリーンに映して大画面で、時々ポップコーンも用意して観ています(笑)
子どもと過ごす時間は、一緒にクッキングをすることもあります。
一緒にサンドイッチを作って海まで行って貝殻を拾ったり遊んだりしたこともありました。
あとは、餃子を一緒に作ったりその日食べるおやつを作ったりしています。
料理が好きというわけでもないですが、子どもが少しでも美味しく楽しく食べられるようにと思って一緒に作ります。
学校行事でお弁当がある時には、子どもの好きなキャラクターや希望を聞いてキャラ弁も作ります。
今後やってみたいこと
フットケアが気になっています。
いろんな方の爪切りをすると、切りにくかったり分厚い爪や巻いた爪を見るとキレイにしてあげたいなと思うことが
あるので、技術的なものもいるのでなかなか難しいかなと思ったりもしますが、フットケアの勉強をしたいです。
~就活中の方へのメッセージ~
仕事とプライベートの両立が心配な方もおられるかもしれませんが、北星会は、仕事とプライベートの時間がしっかり分けられる
環境なので、どちらの時間も大切にできます。
特に子育てをしていると急なお休みが必要になることもありますが、急な勤務変更にも対応していただきやすいので助
かっています。
私も感じたように、ご利用者の素敵な笑顔や楽しそうに働く職員の様子などから北星会の魅力が感じられると思うので、
ホームページやSNSもぜひ見てみてください。
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