元々、福祉で働こうという考えは全くありませんでした。でも、両親の影響で、大学生の時にホームヘルパー2級の資格を取得しようとしたことをきっかけに、少しずつ福祉の世界のことが分かり、両親が勤めていた北星会で働くことにしました。両親が働いていた所に就職することができて、本当に光栄に思っています。

介護は大変とよく聞きます。確かに認知症の方の対応や、人の命を預かる仕事でとても大変です。不規則な勤務で、体調を整えるのに苦労する時もあります。また、一人で10名のご利用者の対応をしなければならない場面もあり、勤め始めた頃は、不安と緊張でいっぱいでした。でも、ご利用者との信頼関係が出来た今では、その大変なことが逆にやりがいとなっています。

ご利用者が「ありがとう」とお礼を言って下さった時です。自分はこの人の役に立っているんだと自信がついてきます。忙しく疲れていても、「ありがとう」の言葉で疲れが飛んでいくように思います。この仕事と出会えたことを本当によかったと思えます。またお誕生日など、その方にとっての人生のイベントを一緒に楽しむことができ、喜んでおられる姿を見ると、「頑張った甲斐があった」と嬉しく思います。

プリセプターの先輩職員に、基礎から実践まで、時間をかけて親切・丁寧に教えてもらえます。私は福祉の学校へは通っていなかったので、介護技術の習得に不安がありましたが、先輩職員が付き添って教えてくれたので、少しずつ着実に上達していくことができました。私でも出来るんだと自信を持つことができました。

テレビや新聞などで福祉のことについて、いろいろ話題になっており、「大変」なイメージが大きいかもしれませんが、そればかりではなく、それ以上に自分を活かせる職場でもあります。ご自身だけでは生活が難しい高齢の方々がたくさんおられます。あなたの力が必要です。「役に立てない」なんてことは絶対ありません。経験のない方でも大歓迎です。共に楽しく働きましょう。