職員インタビュー Vol.7

【北星会】

なぎさ苑居宅介護支援事業所  入職22年

 仕事の流れ、仕事内容 

 〈仕事内容〉
 1日というよりは、ケアマネージャー(以下、ケアマネ)の仕事はひと月の流れが大きくあります。

 月初め:国保連(国民健康保険団体連合会)の請求業務や実績の記録など
  中頃  :担当者会議
     その月の更新の方や区分変更をかけたりする方などの支援の方向性を先生も含めてみんなで相談します。
 月後半:翌月の予定表作成と訪問
     作成した予定表を持って、自分が担当しているご利用者のところへ訪問します。

  “ご利用者のところには月1回訪問をしなければならない”という決まりがあるので、その時期は朝から夕方まで訪問に行っ
 ています。

 なぎさ苑の居宅介護支援事業所には現在6名のケアマネがいますが、電話の数も増えたので、1日が電話で始まり電話で
 終わるというような日もあります。

 

 仕事をする中で私が1番大事にしていることは、『話を聞く』ということです。
 調整や紹介などもケアマネの大事な仕事なんですけど、訪問に行くと「来るん待っとったで」と言っていただけるん
 です。
 話を聞いてくれる人が来てくれるということをみなさんすごく待っておられるんだろうなぁと感じるので、話は大事に
 していますね。

 

 この仕事を始めた理由 

 私の子どもも高校2年生になりましたけど、私自身もそれまでは何をして生きていきたいかなぁなんて考えてこなかっ
 たです。
 でも、やっぱり高校2年生の秋ぐらいに、自分のやりたいかなって思うことに気づき始めました。
 それが、福祉の仕事でした。
 そこから学生の頃にいろんなアルバイトをしましたけど、やっぱり人と携わる仕事が向いているのかなぁと感じて、
 学校もその方向で選びました。
 就職先を探している頃、ちょうど舞鶴に新設の特養(特別養護老人ホーム)ができると聞き、親の病気のこともあった
 りして、地元である宮津市に帰ってきました。
 しばらくして新しくなぎさ苑ができるという話を聞いて、宮津市出身というのもあり、なぎさ苑に勤めることにしま
 した。
 
 学校を出て、最終的に”精神保健福祉士の資格を取る”という目標で今までやってきたのですが、無事に取得し、最終目標
 を達成することができました。
 社会福祉士や精神保健福祉士、ケアマネージャーなど様々な資格を取りましたが、知識として勉強しておいてよかった
 なぁと思います。

 

 この仕事の魅力、やりがい 

 1つ例を挙げると、介護保険サービスを初めて受けられる方が病院から退院される時に、新規で介護認定を受けて、何も
 かも分からず不安で帰って来られるんです。
 そういう場合に、ケアマネを中心にその方がこれまで通りお家で暮らせるような体制を整えたりできることは良かった
 なぁと思います。

 ご利用者に何か困ったことがあれば、できるだけ早急に話を聞きに行って、調整して、対応するように心がけています。
 魅力でいうと、本当に”一期一会”だなぁと感じますね。
 人との出会いと別れって、ご利用者に長期間担当させていただくケアマネならではかなぁと思います。
 6人いるケアマネのうちの私が担当になるということもご縁だなと感じています。

 

 

 この仕事をしていて大変なこと 

 どのケアマネさんもでしょうけど、私がケアマネになった当初よりも家族環境が変わったり1人暮らしが増えたりして、
 以前はケアマネがしていなかったけど、今はしないといけなくなった、ということが増えたように思いますね。
 買い物とか何かの準備とか。 
 でも、その方にとっては必要なことなので。
 
 あとは、ケアマネの仕事も法改正で厳しくなって事務量も増えました。
 そういう法的な面でもきちんとしなければいけないので、書類作成などは少し大変ですね。

 

 休みの日の過ごし方、趣味、特技 

 子どもが3人いて、それぞれスポーツをやっているので、その送迎とか応援とかであっという間に土日が過ぎていき
 ます。
 真ん中の子が受験生だったり、一番下は野球のクラブチームに入っていたりで、本当に忙しいですね...。
 
 趣味は、できていないのが現状ですが、読書も好きですし、韓ドラにハマっていて隙間時間に楽しんでいます。
 今はコロナもありあんまり行けないですが、友達とご飯に行くのも好きです。
 昔なぎさ苑に勤めていた方たちと定期的に集まって食事を楽しんでいます。
 
 特技は、すぐに寝れることかな?
 「寝れんなぁ...」なんてことはないですね。
 あと、人の名前と顔はすぐ覚えられます。

 

 今後やってみたいこと 

 コロナで人との関わりが制限されていて、昔みたいに地域の催しとかもないのが当たり前になっていくと寂しいなと
 感じています。
 
 今、「こども食堂」ってありますよね。
 例えば、地域の方が、大人も子どもも高齢の方も様々な人がふれあって安くでご飯を食べられるような「なぎさ食堂」
 みたいなのが定期的にできたらなぁ、と思っています。
 毎日お弁当をとって1人で食べている方やデイサービスに行くまでもなく家に1人でいる方もおられるので、みんなで
 食べて笑えるような場を作れたらいいなぁ。
 
 あと、もう1つ。
 精神障害の方とかは、歳を重ねると介護保険が優先になってしまうんです。
 障害保険の方のサービスは年齢的に適応がなかなか難しくて、障害保険と介護保険のサービスの狭間におられる方も
 あります。
 そういう方たちが専門的に行けるようなデイサービスとかがあったらいいなぁと思っています。
 数人いる中の1人となると、周りの目なども気になってしまうかもしれないので、土曜日や日曜日に施設を活用して、
 特性のある方たちが安心して利用できるような場所が北星会でできたらと思います。
 作業所ではないけど、就労まではいけなくても何か役割のある生活が送れるようなデイサービスというか。
 できることを増やしていって、就労移行みたいなことができたらいいなぁ。

 あとは、通院とか買い物とか、ちょっとでもなぎさ苑がお手伝いできたら地域の方が暮らしやすいかなぁとか思ったり
 もしています。

 

~就活中の方へのメッセージ~

 21年勤めていて、北星会って福利厚生がすごくしっかりしているなぁと感じています。
 産休だったり介護休暇だったり、そういう制度もきちっと取れます。
 上司も自分の意見に耳を傾けてくれる方がたくさんいるので、北星会は働きやすい職場だなぁと思います。

 
 ↑なぎさ苑には、部署ごとにユニフォームがあります!

 

関連記事

  1. 今週のおやつ

  2. <Re-style >デイサービス 看護スタッフ 平井さん

  3. 令和2年始動!

  4. なぎさ苑だより 令和4年11月号

  5. たまには出前も楽しいランチタイム

  6. 「きらめき」令和3年1月12日発行 第34号

PAGE TOP